やのま

という事で、久々の聖地巡礼へ。

今回は「ヤマノススメ」というアニメの聖地の1つである、三つ峠へ!

 

俺「なーに、最悪ロープウェイの最終便に乗れればいいですよ、

さすがにロープウェイの場所からは歩けませんけどね!はははっ(笑)」

・・・これがフラグだったとは、この時誰が予想し得たのだろうか。

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 ヤマノススメとは・・・

可愛らしい女子高生キャラクターを人気声優が演じ、登山界界隈に生息するオタを見事に釣り上げた、

ゆるふわ女子高生の割にはやる事は地味にハードな登山アニメ。

こんな可愛らしい山ガールなんて、戦車道を習得している女子以上にいません。


TVアニメ『ヤマノススメ セカンドシーズン』

全巻キンドルで購入した俺がいうのもなんだけど、アニメはともかく、漫画は超絶つまんないよ!

飯能市や今回の三つ峠にしろ、地域とコラボを組んでいるので面白いのかと思って全巻買ったけど微妙。

あえて言うなら、キャラデザが可愛いのと、かえでの爆乳をモミモミしたいくらいで、他に見所はないんじゃないかな・・・

 

そんな感じで随分否定的の割にはワクワクしつつ、三つ峠を目指す。

山に登るのに限らず、旅の目的や理由が増えるのは楽しいのだ。

 

そんな感じで早朝の大月駅

空はまだ朝日の色をしている。

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登山とかハイキングとかで混雑するのかなーと思ったけど、乗客率は3割り程度。

 

そして三つ峠駅に到着。

背後に見える山が本日の目的地! 遠すぎ!!

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ここで降りたのは自分を含めて5名。

 

そして駅には当然のようにヤマノススメのPOPがある。

三つ峠にようこそ! 

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今回のコースマップ。

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今日の日記を読み終える直前、あなたはもう一回このマップをみるでしょう・・・

 

 

駅から登山口まで結構な距離がある。

登山口までで3キロはあり、そこまでは舗装された歩きやすい道。

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駅から山頂までが6.6キロってあったし、もう半分・・・チョロイwww

ああ、この頃の俺の頭を誰か叩いて欲しい。

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そして達磨石。

それなりに疲れたけど、まだ余裕。

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・・・しかし30分も歩くともう音を上げるwww

足が全然上がらない。

 

先日の乗鞍岳も足は上がらなかったけど、酸素のせいかと思っていた節はある。

だが今回は芳醇な酸素があるわけで、要するに単純に能力の限界。

 

それでもなんとか頑張って富士の股覗きに到着!

びゅーりほー!

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でも、普通に見た方がずーっとキレイだったりするんだけどね。

降雪もあり、すっかり富士山らしい富士山になってきている。

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そしてもう体力は半端無く限界へ。

秋の紅葉とか、そんなのとてもじゃないけど撮れない・・・

それに三つ峠って高くても1100M程度かな~と思っていたら、なんと1700Mもあり、予想を超えた高さに驚愕。

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よくよく考えてみる・・・

 

3年くらい前に登っていた時は、家の周りをジョギングしたりして、体力を付けてから登っていた。

そしてそれから何にもせずに今に至るわけで、そりゃ老化もするだろうし、体力が持たないわけだわ。

あの頃は死にかけた経験もあり、準備もちゃんとしていたよなー・・・と思いながら山頂を目指す。

 

ほんとはアップで撮ろうとか思っていたけど、そんな余力はなし。

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そしてヤマノススメで主人公がビビっていたと思われる場所に到着。

確かに少し怖い。

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でも、高所恐怖症気味の自分だけども、この程度なら別に・・・という感じ。

渡りきって振り返る。

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そして富士山方面を見れば絶景かな。

しかし富士山には雲が・・・この先もずっとこんな風だったのが残念。

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そして屏風岩のクライマー達。

この人達、仲間のクライミングを見てて、普通の登山客に注意しない人が多くて、気持ちはわかるけど邪魔だった。

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休憩に休憩を繰り返し、多数の人に抜かれて、ようやく山頂へ到着!

約4時間と、コースタイムが3時間と言う事を考えると、いかに遅かったのかが分かる。

こんなにもオーバーしたのなんて、初めて伊勢原の大山に登山した時以来だ。

 

そして休憩スペースで100円払い、昼食ターイム!!

休憩スペースから見える景色は屏風岩で小さくクライマー達が見える。

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そして今回のお楽しみが1つあった。

ガルパンみりめし!

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暖められるし、登山にも持ってこいじゃないか?という事で持ってきたのだ!

 

こんな風にパックに発熱剤+水+カレー&ごはんを入れて・・・20分待つと完成。

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結論をいうと温め不足だったようで、ご飯はボソボソで食えたものではありませんでした・・・

 

しかし山頂は寒い!!

寒いことを見越して上着を羽織ったけど、汗が冷えて寒さが悪化。

味はともかくとして、暖かい飯を用意して良かった。

そして山頂を後にして、河口湖ロープウェイ乗り場を目指す。

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のちに気がついたのだけど・・・

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こんな風に山頂での写真を撮っていたのだけど、肝心の三つ峠の頂点を見てない事に気がついて凹む。

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どこにあったのかもすらワカラン・・・

 

山頂の小屋にいた、物凄く獣の臭いが強い犬。

人懐っこくて可愛いけど獣クサイ。

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あとはほぼ下りだし余裕。

この辺りで他の登山者少し会話となり、疲れてへろへろですよーみたいな流れになり、冒頭に繋がる・・・

 

俺「なーに、最悪ロープウェイの最終便に乗れればいいですよ、

さすがにロープウェイの場所からは歩けませんけどね!はははっ(笑)」

 

そう時間はまだまだあるし、確実に進めばいいのさっ!俺イイコト言ってる!!

 

しかし・・・

しばらく歩くと、最初の悪夢が到来・・・「腹痛」

 

よくお腹を壊すものの、こういう登山とかの時は割りと平気だった。

しかし、山頂での思わぬ寒さでダメージを受けて恐怖の腹痛の発生。

戻るだけの距離もなく、かといってどこか隠れて致すわけにもいかず、できる事は内股で歩き続けることくらい・・・おふぅ

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そしてなんとか鉄塔の場所に到着。

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当たり前だけど、あるのは鉄塔でトイレなんてあるわけがない。

左手に若干河口湖が見える。

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話に聞くと、ロープウェイまで1時間ちょっとで着くらしい。

富士山は雲に隠れてもう見えないが、もうそれどころではない。

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そして大波小波荒波超えてようやく登山道が終わる頃には、腹痛もおさまり気味。

お、俺は戦いに勝ったのだ!!!!

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ふぅ・・・漏らしたり、ましてや山中に財宝を埋めるような事にはならずに終わった。

 

 

 

映画でいうエンドロールが流れる中、俺は安心しすぎた。

 

そもそも最初から安心していた。

アニメで女子高生が登るような山だから余裕だとタカをくくっていた。

実際は初心者ではなく、中級者向けのコースなのにね。

過去、低山だからとタカをくくっていて死にそうになった事もあったのにね。

 

そして今回もそれを思い知ることになる。

 

最後のシ者・・・「道を間違える」

 

ここでもう一度トップにある地図を見ると分かるのだけど、上の舗装道路は、新倉山と天上山の間にある道なのだ。

本当ならこのまま道路を渡って進むのが正解だったようなのだけど、俺はこの舗装道を選んでしまったのだ・・・

三つ峠駅から登山口までも舗装だったし、ここもそうなんだろうと。

更にタイミング悪く丁度車も通ったので、それに目が釣られてしまい、辺りの探索をしなかったのだ。

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30分ほど歩いて色づいたモミジを見ながら、なんとなく道に間違った事に気がつく。

 

しかし登って戻る体力もなく、携帯で検索しようにもバッテリー切れの素敵な展開。

過去の登山も必ず地図は持っていたのだけど、今回は持っておらず、結論はもう歩くしかない・・・

 

しかし、フラグ回収の如く、まさかロープウェイを使わずに下山する事になろうとは・・・

結局、本来なら14キロの所が、プラス3キロは最低歩いたと思うし17キロ近く歩くことになってしまった。

 

まぁこの程度ですんだから笑って書けるけども、最悪どんなに歩こうとも最終電車には間に合うだろうし、

民家も見えるから、本当にやばかったら飛び込めばいいやーと思っていたので、割りと楽観的だった。

 

 

そんなこんなで駅に付き、温泉に入って、17時頃の富士山駅からの富士山の眺め。

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帰りは快速で大月での乗り換え不要で一気に新宿方面への電車があるので楽だった。

ただ、自由席は若干混んでいたので、混雑が嫌ならば指定席もあるので、そっちがオススメ。

 

 

いやー本日も疲れた・・・

次回はちゃんと調べて、かつ準備をして登ることをここに誓おう。

 

というか、次回はもっとゆるい山にしよう・・・

その前にジョギングして体力を付けてからかな・・・