何ページも費やして~綴られた僕らのふ~んふふ~ん~♪
という事で、秩父にあの花の聖地巡礼にやってきた・・・んじゃない!!
あの花の聖地巡礼ではないけども・・・未だに秩父にはあの花関連のグッズが沢山あるので軽く。
電車にも軽くラッピングがしてあるし。
バスにもあるし
秘密基地も西武秩父駅には展示してあるし、ブームは去ったと言えど、まだまだ残されている。
まぁ、作品の面白さはともかく・・・めんま可愛いもんな!
そして駅前で名物のわらじカツを食べる。
駅に隣接してるからマズイと思って期待してなかったけど、前に食べたところよりずっと美味しい。
で、今日は何しにここにやってきたのかというと・・・
秩父の更に奥地、小鹿野町で”鉄砲祭り”と言うのが行われるとの事でやってきた。
1時間に1本程度のバスに乗り、50分程度で終点に到着。
そこから徒歩10分程度で目的地の、飯田八幡神社に到着。
ちなみにこの路線は、あの花の聖地の1つである秩父橋への路線バスでもある。
自分は真夏に徒歩で歩いて死にかけたわけで・・・
あの当時はバス待ちで1時間とか面倒だと思ってたんだよなー、今では1時間程度なら余裕になってしまった。
神社に近づくと、バーーーーン!!! バーーーーン!!!と花火とは異なる炸裂音が聞こえてくる。
音量も凄いけど、山間にあるので、炸裂音が周囲に響いて凄い迫力になる。
これ鉄砲なのか?! 凄いな!! さすが鉄砲祭りだ!!!
自分が昔ピストル強盗に遭遇した時には爆竹程度しか思わなかったんだけどな(遠い目)
しかし、どこでやってるんだ・・・?
火薬のニオイはしないし・・・?
↓
・・・うおおおおおおおい!!!
鳥を避ける為のマッシーンじゃねーかよ!!!!
ま、まぁ気分を盛り上げる為には良い感じだよね!
複雑な気分を感じなくもないけども、それはそれとしていいアイデアではあると思う。
神社前では既に脚立が置かれていて、いい場所は難しそう。
そもそもどうやら脚立がないと話にならない気配。
下の方では、歌舞伎がこの辺では有名ぽく上演されていた。
歌舞伎の良さはわからないけども、セットが古くからのモノっぽくて色褪せていて逆にカッコイイ。
上の方へと登る・・・登ると言っても、10m程度。
そのくらい小さな神社。
神社の横では、今日使われる御神馬がいた。
子供が御神馬に人参をあげている微笑ましい一枚。
・・・に見えた? 残念!!!
実は御神馬は満腹で、それでも子供は人参を口に差し込もうと必死に突き出し、
それを対して御神馬は抵抗して苦悩している場面なのでした!!!
御神馬は神社に飾られていた木版と同じ格好をしていた。
その横では神楽の準備なのか練習なのかわからないけど、軽く踊っていた。
凄く古そうな幕だけど、八が鳥を模していてかわいいんですけど。
そしてそろそろ本番。
そろそろと言っても、かなりの時間待ったけどね! つーか寒すぎる!!
御神馬が降りてくる。
距離的にはたいしたことないけども、あの巨体であの階段は降りるのは大変そう。
そして本日の主役の鉄砲隊の面々。
そもそも鉄砲祭りってなんなのよ?って事で、以下コピペ。
・祭りの由来
十二月第二日曜日とその前日、秩父路の祭暦を締めくくるかのように、鉄砲まつりは勇壮に、そして賑やかに催される。
古くは秋の収穫を祝う霜月祭りで、旧暦の十一月十五日に行われていた。
「鉄砲まつり」と呼ばれる所以は江戸時代、火縄銃の頃に遡る。
豊猟祈願や猟師の試し打ちが起こりともいわれるが、起源は明らかではない。
大名行列は、元文年間(一七四〇頃)当時の上飯田領主・旗本古田大膳が行列を仕立て、参拝したのが起源と伝えられている。
・・・との事。
そして、この祭りのメインイベント”お立ち神事”の時間が迫る!
鉄砲隊は火縄銃発射のための準備を始める!
一応最前列は取れたものの・・・前に猟友会の面々が立つので、高さがないと厳しい。
なので最前列ですら脚立持ちとかになってる。
当然そんなの持ってない。
準備が整い・・・合図とともに、まずは大名行列?が神社まで駆け上がる!!!
そして発射!!!!
発射!!!!
パーン!というよりは、ズドン!という感じで、空砲とはいえ十分に迫力のある射撃音の中、駆け抜けていく。
ちなみに、上の画像の反対側の民家に見え、上の方の窓に人がいるのだけど、
あそこは防弾ガラスを用いているとの事。
空砲だけども念の為防弾ガラスを設置し、その上での見学となっているとの事。
ガラスを開けるのは禁止になっているらしい。
そして馬の番なのだけど・・・前の猟友会の人が移動してきて見えなくなる・・・
しかもジジイの癖に180cmはあろうかというのが2名とか、ツインタワー過ぎるんですけどwww
写真にも見えるし、参加すると分かるのですが・・・それにしても警察多くない?と思うかもしれません。
が、それは当然なのです。
そもそも神社仏閣、公道とかで銃の発射は本来ダメ。
しかも日没以降はダメだし、今日は16時26分までだから時間内に終わらせないといけない。
本来ダメダメの中警察に許可を貰ってやらせてもらっているお祭り・・・とツインタワーの片方が説明してくれました。
なので規模に対して警察もかなりの動員となっているようです。
そして馬が走る!!
隙間を縫って・・・むりwww 撮れないから!!!
階段の方が高くなるので、人垣も高くなるので撮るのはやっぱりムリ。
これは脚立がない場合はもっと手前で、鉄砲隊や猟友会の手前に陣取って撮影するのが正解っぽい。
そして最後の馬の準備が整う。
かなりいきり立っていて、鼻息の湯気が凄いことになっていた。
この画像を見て分かるように、別に俺が特別低いわけではないんだよなぁ・・・
そして馬が駆ける!!! だがタワー(その1)が高すぎるんですが(涙目)
咄嗟に先読みして置きピンしたけど・・・キツイ。
もっと早く置きピンに気づけば良かった。
この右にはタワー(その2)がいます。
そして階段を駆け上がり、お立ち神事は終了。
あっという間だった。
祭りの迫力はあったけど、写真は微妙なのしか撮れなかったなー・・・予習、予測不足だった。
そんな感じで黄昏れていると、タワーから空薬莢を貰った。
神事に使われた縁起物なんで、神棚に置いとくと良いとの事。
うちには神棚なんてないわけだが、どうしたモンだろうか・・・
数も少ないし、結構な奪い合いになっていたけど、俺が貰って良かった物なのだろうか。
お立ち神事も終わり17時近くなり、辺りは一層暗くなり、
お祭りは御輿渡御、笠鉾・屋台曳き廻しへと。
この屋台?山車?は、最下段にも子供が乗っていて隙間から覗いているのだけど、わかるだろうか。
天狗のお面の人の手に持っている槍は、槍に見えて実は杖の役割。
一本下駄で歩きにくい上にお面ではまともに歩けず、見た目のカッコ良さの割にはヨタヨタで介添えが必要だった。
オールスター集合みたいな感じで、みんなが参道を歩きます。
神社は特別に明るくライトアップされているわけではありませんが、小さな明かりで荘厳な感じに見える。
冷えきった体を焚き火で温める。
焚き火とか何年ぶりなんだろうなー
そんな感じで、埼玉の奥地の小さな町でのお祭りは、20時過ぎまで続くようですが・・・
最終バスが17:20とほんのすこーし早めなので、残念ながら祭りを後にする。
うーむ、世の中には色々珍しいお祭りがあるものだ。
一応元埼玉県人なのだけど、実のところお祭りどころか、小鹿野町ですら知らなかったんですが・・・
そんな感じで本日の旅は終了。
来週は伊豆熱川予定だったのだけど未定。