まだる
という事で、世界遺産に登録された、群馬にある富岡製糸工場に行ってきたのだ。
が、その前に・・・
こう見ても?出掛けるときには行く場所と時間はざっくりと決めている。
この電車に乗り、ここを何分見て、この電車に乗って次はここへ・・・と。
たまに、目的地を決めないでブラブラと歩いて何かを見つけるのが楽しいとか、
それが旅だーみたいなのを見るけども、そんなの絶対無理無理無理。
自分からしたらそれは旅ではなく、流離ってるだけで旅ではない。
憧れる部分はあるけども、そんな事してたら時間が足りないし、無駄になってしまういね。
簡単でもいいから計画は立てるべきだと思う。
・・・と、ここまでがフラグ。
高崎まで湘南新宿ラインで行こうかと思ったら、予想以上に時間が掛かるので新幹線で移動。
元埼玉県人で高崎線沿線に住んでいたので、高崎なんて一度も行った事はないけど、まぁ近いだろ?と思っていたら約2時間。
大宮から新幹線なら30分程度で行けるので、素直に新幹線に。
高崎から上州富岡までは、ローカル線で移動。
駅で割引券を珍しく購入。
そして上州富岡駅に到着。
観光客っぽいのは10名程度。
駅から徒歩10分程度で富岡製糸工場に到着。
到着段階ではそんなに混んでいたなかったものの、この後に団体客の登場で混雑。
さすが世界遺産。
しかし、毎度の事ながらこんな世界遺産に興味ありませーーーーん。
なんでこんなのが世界遺産なんだよ・・・と失礼なことしか考えてなったりしますが、
その無知な辺りを払拭するために、よーわからんけど行くかーって感じで自分は出掛けています。
今の世の中、ネットで調べれば成り立ちなどすぐにわかる時代です。
でも、やっぱり実際に見て本物を体感しないと、言葉に重みが出ないと思うんですよ。
・・・2個目のフラグ。
そしてただ周っても多分何もわからないで終わりそうだったので、ガイドツアーに参加することに。
ガイドツアーは1回40~50分程度とのこと。
時間的にも多少伸びても、このあとの予定には差し支えない。
そしてガイドツアーが始まるのだが・・・大当たりすぎた。
周りのガイドと比べて高齢で微妙な感じはしたものの、始まってみればこのガイドはこの施設で生まれ育った人。
父親は所長だし、この人自体も町長などに話が出来るという人でかなりのレアガイド。
写真なども自分で用意して解説しているし、他のガイドとチラッと比べてもかなりしっかりした内容だ。
この工場で生きてきた人の話は違うな~と、本物は凄く重い。
他のガイドも似たような話をする人もいるかもしれない、
でも「こうだったらしいでうすよ」と、「こうだった」とでは全然受ける重みが違う。
こんな生き証人みたいな人の話を聞けるとか、ネットだけでは体験出来ない素晴らしいガイトだと思う。
・・・フラグ1つ回収。
内部のマシーンはメカメカしくて素敵。
この場の機会は動かせなくても、どこか別室で似たような機械を稼動させて見せて欲しいなぁ
建物の一部は去年の豪雪で倒壊している。
去年の倒壊なのに、全然進んでないようにみえるけど、これは壊れた資材を1つ1つ丁寧に搬出しているから。
こっちのほうも一部倒壊している。
と、ガイドから色々話を聞いたり、見たりしているのだけど、ふと気がつく・・・長い。
いつの間にやら40分経過で、そりゃ長いわけだ。
つまりあと10分程度で終わるのかな?
ガイド「それではお疲れ様でしたー」
って、ここまでで70分経過。
やばい時間長すぎて次の予定まで時間がないのだけど・・・
ガイド「で、それでですね・・・」
ってまだあるんかーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!www
次の予定が・・・なら抜ければいいじゃん?って思うかも知れないけど、
他にツアーに参加したおっさんとか、凄く盛り上がっちゃっててさ、ここで抜けるのは空気読めないと思うわけですよ。
実際いい内容だと思うし、そこが理解出来るから、抜けるのは失礼だよなーと思って抜けれないんですよ。
チキンだしさ。
ガイド「で、それでは歌を歌うんでみなさんも・・・」とおもむろにインカムマイクを口に近づける。
って、今日は風が強いからマイクに雑音がーとか言って使わなかったのに、
ここに来て全力スイッチオンして使うとか、どこのカラオケだよーーーーー!!!www
そんなこんなで、11時スタートで終了は12時30分なんですが
・・・40分のガイドツアーは、最終的には90分もの長丁場となりました。
ガイド「で、私のガイド長いから短くしろって上から言われているんですけどー」
って、自覚あるなら2倍以上の時間掛かることを最初に言ってくれーーーーーっ!!!www
すっかり予定が狂った事と、長時間のガイドツアーによる疲労により脱力しつつ、資料館を見学し、富岡製糸工場を後にする。
そして、近くのお店でおっきりこみを食べる・・・シンプルで旨いような気がする。
山梨のほうとうとどこが違うのか聞かれても困るくらいに同じだったけど。
そしてここは製糸工場らしく、名産?としてシルクが多い。
シルクといえば・・・蚕だよね。
だから、お蚕さまとか呼ばれてしまうし、
パンにもなるし、
チョコレートになるのも当然だよね!!
ぱっとみ超グロくて目を見張ったけど、よく見るとあんまりリアルでないのでグロさ半減。
特に本体はともかくハッパがリアルではないのでグロくない。
なので、本当に目を見張ったのはそのお値段だったりする。
これを書きつつ1つ食べているけども抹茶味の普通のチョコレートで、蚕の味ではない・・・はず。
ここのゆるきゃらのお富ちゃん。
富岡市内のあちこちで見かける。
そして、”本当なら”妙義山へ行って神社見て、温泉入って終了の予定だった。
しかし予想外のガイドツアーの展開で、1日に4本しかない乗り合いタクシーの時間に間に合わず、どうにも出来ない状態に。
普通のタクシーで40分も掛かるのでは、往復いくら掛かるのか不安で無理。
仕方ないので高崎に戻り、だるまのあるお寺にでも行こうかなーと思ったら、こちらもバスが2時間に1本という展開で乗れず
・・・もう笑えるんですけどwww つーかバス停の時刻表みたら笑ったし。
この周辺全般に言えることっぽいのだけど、観光地に指定されているのにバスの本数が少ない所が多い。
そしてバスが通ってない地域も多く、そういう場合にはタクシーで20分とかも平気で書いてあるし、
こんな状態では敬遠されちゃうんでは・・・
この時間から手軽に行ける観光地も見つからず・・・
ホテルの時間まで1時間くらいあるので、当てもなく高崎駅前を”流離って”無駄に時間を潰し、フラグ回収して本日の旅は終了。
日帰りじゃなくて泊まりにしておいて良かった。
あーあ、妙義山見たかったなぁ・・・という新たなフラグ発生させて次回へ。