のりこ
という事で二日目の朝・・・高崎駅前のビジホからの眺め。
手前には、前は踏切があったと思われる名残が面白い。
二日目は色々悩んだのだけど、碓氷峠に行ってみることにした。
碓氷峠・・・読めますか?
ヒスイって読んでました・・・碓氷峠という存在は知っていたんですが、漢字になると何故か心の中ではヒスイと。
ここを選んだ理由は特にはなかったり・・・なくもないけど、まぁないに等しいというか。
他の観光地でも良かったのですが、イマイチピンと来なくて碓氷峠になりました。
高崎から電車で30分程度で横川へ。
扉が全部手動開放というのが結構衝撃的・・・ボタン開閉ですらないとか初かも。
そして碓氷峠まで歩くのだが、目の前にりっぱな感じの奇岩の山が見える。
あー妙義山もこんな感じの山っぽいよなー日本三大奇景の1つと言われる山だし、見たかったんだよなー
・・・にしても、この山も珍しい形なんでは?
と思いググって見たら、この山は当然ながら妙義山ではないものの、
この山や周囲に見える山も含めここ全体が妙義山系であり、三大奇景の一部であるような事が判明。
なんだよ!一応見れたじゃん!! そういうことにしておこう!!!
そんなわけで前日のフラグを無事に回収。
ここには鉄道村がある。
鉄ヲタなら鉄分補給が出来るかも知れないけども、興味ないのでパス。
・・・と言いたいのだけど、”この中”から碓氷峠の方にトロッコ列車が運行しており、それに乗って峠を目指す予定だった。
だった・・・つまり乗れず・・・
なんと日曜日なのに運行してないとか、ちょっとビックリ。
閑散期だし、更に終点の温浴施設も火事で消失して営業していない展開だし、そりゃ運行しないのもしゃーない。
そんなわけで、アプトの道を歩くぜ!
とりあえずは、目的地はめがね橋! 4.7キロちょろいぜ!!
終点でも6キロ、往復12キロ! 往復を考えるとわりとちょろくないような気もするぜ!!
寂れた駅前に似合う、味のある看板。
門だけの関所跡。
そしてアプトの道は・・・ひたすら、ただひたすらにまっすぐだった。
目視で曲がる場所が見えないとかまっすぐすぎるんですが・・・というか、誰もいないんですが。
何人か横川で降りた人もいたけども、その一部は地元民で、残りは鉄オタのようでこっちには歩いて来なかった。
ようやくカーブがみえて、ここが発電所跡。
ここもレンガ造りで、昨日の富岡製糸工場と同じ感じで作られているのだろうか。
オシャレな発電所だと思ってしまうのだけど、これが普通なんだろうか。
ガラス越しに内部も見える。
そしてテクテク歩く。
ちょろいと思っていた割には・・・なんかしんどい・・・
年か?年なんだな・・・と、軽くテンションダウンしたその時周囲に気配が!
猿の集団が!!!
集団といっても、全部で20くらいかな?
あちこちで日向ぼっこしている。
線路の上にもいるし。
レンズ交換して望遠で撮りたかったけど、不審な動きをして襲われたくないので、さくっと離脱。
他にはキジとかも見たし、熊やカモシカもいるようだけど遭遇は出来ず。
火事になった日帰り温泉施設。
この画像では見えないけどもガッツリ焼けてる感じで、営業再開はまだまだっぽい感じでした。
第一トンネル到着。
この辺りからトロッコの線路跡はなくなり、普通の舗装された道に、いくつかのトンネルという形に。
画像で見るとトンネルが超暗くて怖いけど、中はしっかりと明かりがあるので怖くないです。
50分程度歩いて第2トンネル前で一休み。
ジャンパーの下は汗だくだくで不快指数120%の状態。
呼吸は乱れてないものの、こんなに平坦で歩きやすいのに、こんなにも汗だくなのか・・・
近くを散策するならば今の厚手の上着でも良いけど、
さすがに仮にも多少歩くというならば、そういう格好で歩くべきだなーと痛感。
おっさんなんだし、体を労わる為にも機能性が大事だよねーwww
ベンチからの風景・・・よく見れば中央に途中でくぐってきた鉄橋が見える。
それなりには歩いたわけだ。
トンネルを進み、しばらくすると碓氷湖に到着。
降りても良かったけども、ぱっとみ微妙そうなので後回しに。
ようやくここで人を発見。
碓氷湖に車を置いてそこから歩いてめがね橋まで歩くってパターンが多いのかな?
トンネルの中にはツララが。
雰囲気のあるトンネルを進んでいくと・・・
ようやくめがね橋に到着!
おー、予想していたよりも立派。
階段を降りて下から。
この上をトロッコ列車が走ってんだよな~と思うと結構凄いと思えた。
ここまでわざわざこの橋目当てで来るまでもないけども、
アプトの道を歩くというイベントの一環ならばまずますの場所だと思う。
そして終点まで行こうと思ったのだが・・・腹痛がががっがっがっが・・・毎度のことながらおなか弱すぎる。
汗が冷えたお陰でビショビショのシャツが冷たくてお腹がクラッシュ。
ここにトイレはなく、この先にもなく、仕方なく碓氷湖まで戻る事に。
橋の上から。
その反対側。
ここまでみんな落葉している木で囲まれている山ってのも珍しいんではないかな。
そして碓氷湖のトイレにてミッションクリア。
キレイだし、広いし、温水ウォシュレットだし最高!!!
とても携帯の電波が届かない場所とは思えない。
この碓氷湖は人造湖で、周囲も人の手が加えてあり、湖畔にはもみじが大量に植えられていて紅葉の季節は美しいようだ。
だからなのか、湖畔には紅葉の石碑があったりする。
そして帰りも当然同じ道を帰るのだが・・・あれ?汗ひとつかかないんだけど・・・
よくよく考えてみれば、仮にもトロッコ列車を運用していた地域なわけで地味に高度を登っていたようだ。
このアプトの道で、遭遇したのは4人程度。
碓氷湖には集団とか来ていたけども、自分と同じように駅から歩いて往復しているのは1名程度だと思う。
本当に静かだった。
そして、ここに来た最大の目的は・・・この食堂。
駅から徒歩1分程度の怪しさ全開のこの食堂なのだ。
見た目やべーし、人がいないのでは・・・と思っていたら、中は満席でビックリ。
家族連れから、自分と同じようなB級スポットマニアみたいのとか、地元のおっさんとか、なんと総勢10名以上。
お陰で店内の写真は撮るに撮れず。
ここの名物とも言えるのが・・・モツ煮定食! 700円! やすっ!
味は旨いけど、正直普通のモツ煮と大差はないと思う。
唯一絶対的に違うのが、そのトロトロっぷりに驚く。
口に入れた瞬間に溶けるモツってのは初めての体験だ。
なので賛否はありそうだけど、確かにこれは店全体も含めて珍しい所だと思う。
あ、あと手前の自家製の漬物が超美味い!
ここ数年食べた漬物では最強に美味かった。
これだけ頼んでお酒とか飲んだら最高だと思うけど、お酒苦手なんで自分は漬物とご飯で。
そして横川を後にして磯部へ。
左が曇っているけど気にしないで!
唯一撮った駅前の画像がまさかタオルに触れて曇っているとか予想外。
磯部と言ったらスパッツかキャプテンを最初に思いつくくらい磯部温泉の事を忘れていた。
有名な温泉ではあるけども、ここが温泉マーク発祥の地らしいのはここで初めて知った。
そんな温泉地ではあるものの、駅前の寂れっぷりはなかなかのもの・・・
その中で気になった器具が・・・レトロというか、オブジェと化した昔のガソリン給油機(多分)
どんな風に動いたのだろうなー
んで、駅から10分くらいの距離にある日帰り温泉施設で汗を流しに。
駅前寂れているし温泉もそんなに混んでないだろうと思ったら、イモ洗いの如き混雑にビックリ。
安いし、地元の人達に愛されている場所のようだった。
そんな感じで本日の旅は終了。
何かを成し遂げた! というものはないけども比較的マイナーと思われる観光地で
のんびりと過ごせた感じで、まぁ悪くなかったかなー?
今週末は月末で仕事も忙しそうなので未定だけど、川越あたりにでも行けたら行く予定。