ユーシン渓谷へ
頭痛と言ったらノーシン、中央フリーウェイと言ったらユーミン、巨人と言ったら阪神、渓谷と言ったらユーシンです。
え?そんな有名じゃないだろう?と突っ込まれそうですが・・・自分も全然知らないっす。むしろ例えに使ったヤツも知らない。
前回同様のサイトを参照してます。
今回はこれの41番ですね。
前回の箱根湯本から芦ノ湖までのコースよりも遥かに長く時間も掛かるので正直ビビり気味でスタート。
そんなには有名ではないだろうから空いているだろうと、珍しく土曜日に出掛けたのだけど・・・臨時バスが用意されている程の人気ぶり。
どうみてもジーンズにコートとか、どう見てもハイカーと思われる格好じゃない人も多く、テレビとかで紹介でもされたような感じなんだろうか。
新松田からバスで約50分、玄倉バス停で降りる。
ここから約3時間は登り続けて、ユーシンロッジを目指し、戻ってきて
約7時間くらいの行程。
だけどもここは急がずに、まずは玄倉バス停の目の前の芦ノ湖からの白銀の富士山を見るべし。
ここでトイレを済ませ、水分の用意がないのなら自販機で購入、食事はない。
無料の地図も貰えるので持ってない人はゲットした方がいい。
道を迷うような所は2か所くらいある。
迷うというより、普通なら迷わないのだけど前の人につられてしまう場合があるので地図は便利。
そして玄倉川沿いに上っていく。
道は最後までほぼ舗装道路なので楽といえば楽。
朝の渓谷の川沿いをひたすら歩くので、終点のロッジまでの区間、ほぼ日影を歩くことになり予想していたよりもだいぶ寒かった。
玄倉川つっても殆どの人が「シラネーヨ」って感じだと思うのですが、多分あの事件が起こった所といえば「オゥ・・・」と言ってしまうでしょう。
DQNの川流れという言葉や、あのエグイ動画を見たり聞いたりした事がある人も多いのではないでしょうか。
熊も出るみたいだけど、別のモンも見えそうでコワイ。
車止めはありますが、河川工事を行っているのでダンプ等の工事車両も通ります。
またロッジや周囲の定期管理をしている車も通るので、ある程度の注意は必要かも。
ここのコースの最大の特徴としては、8つのトンネルです。
ここに限らずですが、トンネルの向こうに見える景色ってワクワクしますよねー
そして、ここのトンネルでは最低1か所は、ライトがないと通過出来ないレベルの真っ暗なトンネルがあります。
暗いといってもさぁ(笑)・・・なんて思っていましたが、完全に漆黒のトンネルが長く続くんでライトなしでは夜目の利く生物でなければムリです。
万が一忘れた場合にはスマホのしょぼいライトを使うとか、誰かの後ろをコッソリとついていきましょう。
ちなみに・・・ここをライトなしで歩くのと、厚木の例の心霊スポットトンネルを歩くのをどっちか選ばないといけないとしたら、ノータイムでこっちを選択しますから・・・両方歩いたからこそ、そうなるわけで・・・厚木のはガチで怖すぎ。
そして玄倉ダムに到着!
さて、噂のユーシンブルーは・・・は・・・は?(素)
そう、予想はしていました・・・
日光に照らされないと青く輝かないって事を・・・まぁ帰りがあるさ。
トンネル付近の落石対策の工事中。
ありがとうございます。
道沿いのガートレールの破損状況を見る限り、かなりの落石がありそう。
10時近くになり、ようやく光を感じられるようになってきた。
日影ばかりで太陽が恋しいというか単純にクソ寒いんで日向がありがたくて仕方ない。
そしてあっというまにユーシンロッジに到着!
端折りすぎだろ!と思うかも知れませんが・・・
似たようなところが多いのと、日影ばっかりで絵にならないのと、基本的に道沿いに電信柱が並んでいて電信柱と電線が被写体に被るんで、なんだか大自然に日常的な人工物というシチュに萎えてしまい撮ってなかったりするのですよ。
それに往復7時間と記載があったので、早くても3時間、場合によっては4時間くらいになるのかなぁ・・・と思っていたのですが、なんと2時間ちょいで到着。
ここまでの距離が先日の箱根とほぼ同じな事を踏まえると、箱根が地味に大変だった事が時間でも残り体力でも十分にわかる。
予定では復路で12時過ぎに玄倉ダムに到着してユーシンブルーを見る予定が、ロッジに10時着とか頑張りすぎた。
多分行程時間に余裕がないと思ってコンビニでパンしか買って来なかったし・・・こんな事ならクッカーでも用意して料理でもして時間潰しをすれば良かった。
寝ようにも汗が冷えて寒くて寝れないし、スマホも当然アンテナ0だし、周囲を動くしかねぇ!
ロッジの中は定期的に清掃されているのかキレイ。
いつの日かここが復活する日もくるのでしょうか。
ロッジの横に橋があるのを発見。
更に丹沢奥地へのルートらしいが・・・
おおお!川沿いまで降りれるし、予想していたよりもかなりキレイ!
橋の袂にはブルーなところも一応見える!
紅葉もまだあるしキレイ!
日も照っていて暖かいし、トイレが目の前に見えるロッジの正面で休むよりこっちの方が人も少ないし、雰囲気あっていい感じでした。
そして帰路へ・・・
同じ道を帰るやだよなぁだって同じ景色だもん・・・と思いますが戻らなければ帰れません。
ちゃんとした装備の人はここから更に奥に進み、山小屋で泊まるような事をしているようでした。
ヤダナーツマンナイだろうナー・・・と思ってはいましたが、正午近くになり辺りが輝き始めると、今までの様相がかなり変わるのでテンションUP!太陽最高!
まぁそんな事を書きつつも、スマホで音楽聞きながら無心で下りましたけど。
で、肝心の玄倉ダムには太陽は届かず、ただのダムと水でした・・・
ですが、一応丹沢湖付近ではブルーっぽいブルーを見れて満足。
かなり遠いし、見えにくいんだけどね・・・見えないよりはイイ。
ユーシン渓谷の玄倉バス停スタートは8時だったのですが、結局ユーシンブルーというのはほぼ見れていません。
季節にもよると思いますが・・・この時期は12時にダムでは早すぎだったので、13時、14時がユーシンブルーのベスト時間なのかも知れません。(ホントの時間は知らんけど)
帰路ですれ違った人の数が凄く多く、かつハイカーの恰好ではく通常の服装だったり、大学とかのカメラサークル?みたいな集団が登って来ているのを見る点でも、ユーシンブルーがメインの目的の人は時間を把握して登っている感じでした。
ただ、渓谷なので夕方暗くなったらあっという間に真っ暗になると思うので、時間にはホント注意が必要ですね。
ユーシンブルーが見れなかったのは残念でしたが、紅葉はそれなりにキレイだったし、気分転換にはなったかなーと思います。
それにしても足がそれなりに痛いのはわかるけど、何故腹筋と脇腹が微妙に筋肉痛なのだ・・・
感想
・往復20キロ近くあるけど、ほぼ舗装道路なので比較的楽に歩ける。
・紅葉シーズンは新松田から土日臨時バスが出ているほど人気で割と混雑している。
・朝はひたすら日影を歩くので結構寒い。
・トイレはスタートのバス停と終点のロッジのみ。
・途中で休憩しようと思えば出来なくはないものの、出来るようには作られていない。
・紅葉は思っていた以上にキレイ。
・ユーシンブルーが見える時間帯は何時なのか調べた方がいいです・・・
・夜目の利かないフレンズならライトは必須、極力スマホで代用は止めといた方がいい。
・帰りは下り坂で楽だし、光が差して景色が多少変わるけど、やっぱり退屈なのは否めない。
・・・こんな感じだろうか。
年内にもう一回くらい、どこかにハイキングに行きたいなー