ざんぼ
というわけで、マムシを食べて微妙な気分になって後半へ。
スネークセンターに隣接している三日月村へ行って見ることに。
マムシを食べたお店で、三日月村へはどうやって行ったらいいですか?と聞くと、
道を右に行くと門が見えるから、そこから登って(以下略
また登るのか(白目)
本日2度目のB級感全力の門へ。
右に書いてあるように、このスネークセンターの更に上に三日月村がある。
この三日月村は、木枯らし紋次郎ゆかりの場所らしく、記念館がある観光スポットなのだ。
・・・が、これまたB級なんですよ。
一口にB級と言っても、B級というのは寂れてそうなってしまったB級と、
”狙って”B級を演じている場所があると思うんです。
正直単純に寂れた場所は自分は好きじゃありません。
こう見えても?我ながら純粋で凄くイイ人なんで(単純なだけともいう)、
寂れたものを見ると凄く居た堪れない気持ちになってしまってテンションがあがらないのです。
廃墟とかは逆にいいんですけどね。
中途半端に無駄な努力が垣間見れてしまうとダメなんです。
なので、ここもそうだと思ってました、寂れてしまったのではないかと・・・
当初あんまり乗り気ではありませんでした。
小高い山にある三日月村の入り口。
どーみても寂れてます。
そもそも、木枯らし紋次郎なんておっさんの自分も知らないです。
一応、楊枝をくわえて「あっしにはかかわりのねーことですー」みたいなのをいうのくらいはわかる。
でも、それに乳母車を押している侍や、なんか糸を首に巻きつけて殺す忍者みたいのとか、
印籠を出したりはさすがにないですが、所謂そういうのが混同してるくらいにわからないです。
そんな木枯らし紋次郎ゆかりの場所だからなのか、本当にぴゅーぴゅーと木枯らしが吹きまくり、
雰囲気だけは最強に昭和の時代を感じます。
人もぜんぜんいないし・・・
建物も藁葺きだったり、薄い木の板と棒で作った小屋で風でガタガタいいまくり。
狙ってこれをつくりだしているのか、そうでないのかが微妙なラインで
これは興奮していいものなのか、居た堪れない気持ちになるべきなのか困惑気味。
建物は、多分ちゃんと時代に合わせたつくりになっている。
右下のところさんのパチモンみたいな感じの人形はマスコットなんだろうか。
そしてここには3つのアトラクションがある。
1つは洞窟、1つはからくり屋敷、1つは鏡と斜めの家。
正直微妙そうで入りたくなかったのだが・・・
結論から言おう、折角ここまで来たんだし行くべき!!www
とデカく書いておいてなんだけども、全然凄くはないんで期待せずに行ってください。
洞窟は暗いです、ただの暗い洞窟ですが・・・
ライトも借りれますが、何も持たずに行きましょう。
鏡は微妙ですが、斜めの所はマイケルジャクソン風になります。
視覚による錯覚によって結構重力に揺さぶられ、一人だと寂しさと酔いが強烈に残ります。
そしてからくり屋敷は非常に単純ながら思わず「おーっ」と言ってしまいます。
このときにスタッフも着いてきて一緒に進んで行きます。
自分のときは、スタッフ、自分、カップルで進みましたが、カップルもノリが良かったんで凄く面白かったです。
各種アトラクションは、中途半端な中高生くらいには面白くないかも知れませんが、
こういうものだと最初から理解できる大人なら、その面白さを体感出来ると思います。
そして下に降る・・・
そう、ここには山の上からではなく、下からも入り口がある・・・そらそうだよな・・・
あのマムシ野郎!よくもだましたなあああああああああああああ!!
・・・とは思いませんでしたが・・・いや、少しだけ思った。
むしろこっちが正面のようで、下には三日月村がありました。
ぼろぼろの紋次郎さん。
ボロボロっぽさもワザとだと思えば味のある感じではあるけど、かび臭いのはどーなのかと少し笑ってしまった。
もう現代ではないよね、ここは完全に上州三日月村。
たまに時代劇で貸切で使われることもあるらしい。
色々な人が来たけど、最近ではボビーオロゴンらしい。
だからスネークセンターにステッカーがあったのね。
ホント雰囲気だけはある。
寂れてこうなったのでなく、こう狙ってなったんだと・・・思う、多分。
やっぱりあった。
本当に人がいるのかと、一瞬錯覚するほどに自然だけど不自然な人形。
同時に軽くホラーでもあるけども。
ここでは物を買ったり、食事をするのに現金ではなく古銭を使う。
1枚100円で、使い切らなければ後で逆交換も可能。
ぐんまちゃんのクッキーは5文、つまり500円。
ぐんまちゃん可愛いよなー、ここなちゃんが惚れるのもわかる。
そしてクッキーは買わず、焼き饅頭を4文にて購入。
マムシはおなかいっぱいになれなかったので、これで満たそうと思ったのだけど、
椅子が冷たいし、隙間風が冷たくて、急激に腹痛が発生して半分残して終了。
早めに座布団の存在に気がつくべきだった・・・
そんな感じで予想を遥かに上回って楽しんだ三日月村でした。
この三日月村は、特にスタッフのおばちゃんが、どの人もいい人で面白くて魅力的な感じでした。
よくもまぁ個性的なメンツを揃えたなとw
で、最初に書いたように、一口にB級と言っても、B級というのは寂れてそうなってしまったB級と、
”狙って”B級を演じている場所があると思うんです。
当初ここは寂れたB級だと思っていましたが・・・
まぁ本当に寂れたのかも知れませんが・・・
個性的なおばちゃんたちを見る限り、そう狙って作り上げている一流の場所なんじゃないかという気分になりました。
なんだか勝手に居た堪れない気分になってしまった自分が少し恥ずかしい。
この後、隣接しているホテルが日帰り温泉をやっているので、ゆっくりと浸かって本日の旅は終了。
この温泉も結構いい感じで、結構広いし、温度もぬるめで長時間浸かれるし、
古き良きホテルって感じで、今日はこのまま泊まってしまおうかと思うくらいに。
行きは1度の乗り換えだけでしたが、さすがに帰りは藪塚、太田、久喜、新宿と乗り換えしての移動。
遠いし、時間かかるし、そのくせ乗り換え回数もあるしで、凄く距離を痛感。
来週の予定は未定・・・
今日の群馬つながりで、世界遺産になった富岡製糸工場にでも行こうかなーとは思ってますが未定。
色々と行きたい場所はあるだけどねー
今の候補は北海道と北陸だけど、両方とも新幹線が繋がるまでは行かない予定。
うに食べたい、寒ブリ食べたい、カニ食べたいいいいいいいい!!!