ぼくの夏休み(大間崎・下風呂編)
というわけで二日目。
翌朝は天気予報通りの曇り時々雨。
どう見ても今日も観光日和ではない・・・
雨に打たれつつ、海沿いを歩き、谷地頭温泉を目指す。
朝6時からと早い時間からやっていて、開店前から10名以上の地元民と思われる客層が列をなしていてビックリ。
安いし雰囲気があって、これは地元民も来るわーという感じでした。
きれいさっぱりになったら、始発の市電で駅前へ
朝市をぐるっと見学して旅行気分を味わう。
そしてイカール星人の神社もお参りする。
そして昨日予約をしていたフェリーに乗船する為に駅前からバスでフェリーターミナルへと移動。
JRが運休で函館から先に進む事が出来ないので、フェリーで大間崎を目指す事にしたのです。
まぁフェリーは混んでないだろうなーと予想していたのですが、満席状態でビックリ。
予約の大事さを痛感しました。
さらば函館山! さらば北海道! 次は頼むから本当に晴れててね!
まぁ大間崎も曇りかな~と思っていたら・・・晴れ!クソ晴れてる!
津軽海峡の差は、こんなにもあるのか!
そして大間と言ったらマグロ!ご期待ください!でしょ!
という事で、大トロ丼をドンと食べる!
う、うまい!さすが大トロや!・・・・・・と思ったのは3口ぐらいまででした。
おっさんになって、本当に油モノに弱くなってしまった・・・
更にはお腹も痛くなり、ピーピー言いながら本州最北端を目指す。
途中なんかイベントっぽいのもあったのですが、腹痛が優先で気が回りませんでした。
カラス「あんちゃん、ケツにパワー入ってるけど大丈夫カー?」
俺「ムリダナ(・x・)」
青く透明な海を見つつ、フェリーターミナルから最北端までは1時間もかからずに到着。
感動の前に、まずはトイレに駆け込んで一休みしてましたけどね。
画像ではわかりにくいのですが、北海道方面には黒い雲がビッシリと並んでいて、なんとも言えない気分に。
マグロと、殴りかかりそうな勢いのある両手のモニュメントなんですが、これのデザインは手に竿を持たせて一本釣りをさせようと思ってるイメージなんですよ・・・ね?
お腹はまだ微妙に痛いくせにタコを食べたり、お土産見たり、ポケモンGOしたりして、ゆっくりと観光をする。
だって、次の下北方面行きのバスの時間まであと2時間もあるんだもん・・・
それでもまだ今日が日曜日だから2時間待ちだけど、平日だと更にプラス2時間とかなんです。
今にして思えば、大間崎到着後に佐井行きのバスに乗って佐井を観光したのちに佐井から下北行きのバスに乗れば良かったと思ったりもしますが・・・終わった事は仕方がないのです。
そして大間崎から下風呂温泉へと移動。
下北バスに乗る人もいないと思いますが、注意点が1つだけ・・・
バス車内の正面にある電光掲示板に表示されているバス停名は、”次に停車するバス停名ではありません” 料金がこのバス停名まで変化なしという意味で、自分としてはスゲー紛らわしいんですが。
そんな感じで到着した下風呂温泉は、いい感じに寂れていて、宿と温泉以外ではお土産を買うようなお店すらありません。
イカ釣り漁船のランプがカッコイイ。
下風呂温泉になにがあってきたわけではないのですが、温泉がある事と、食事が美味しそうな予感がしたので、ここにしました。
寂れた温泉街で、案の定というか予定通りに宿はボロイので名前は出しませんが・・・
全体的に薄暗く、部屋に鍵はないし、そのくせ金庫もないし、部屋の壁はレオパレスと同じくらいの薄さだし、温泉も狭くて洗い場が1つしかないし、こうだと事前にわかっていないと笑って許せないかもなーwww という感じです。
そして料理!ドン!まさかのテーブルあるのに畳の上にお盆を置かれるとは!!!とビックリしましたが、これも一興。
少し食べてしまっているのを撮っているのも一興。
つーか、全部美味いんですよ。
お腹痛かったくせに全部余裕で食べちゃいました。
少しお高いあわびのコースを頼んだのですが、いっそアワビは不要でした。
やはり名物のイカが美味いといいますか、今まで自分が食べてきたイカは一体なんだったのかと問いたくなるほど刺身にエッジがあり、本物の味を覚えた瞬間でした。
温泉も狭いとは書きましたが、そんなに混んでいる宿ではないし、24時間入れるので見計らえば一人でゆっくりと入れるので問題はありません。
めちゃめちゃ湯の花も出ていたので、凄く良い温泉な気がしました。
カップルには色んな意味でおすすめ出来ませんが、自分のようなソロのおっさんには良い温泉だと思います。
そんな感じで、隣の観光客から繰り出される日本語とは思えない津軽弁を聞きつつ、旅行二日目も無事に終了。
つづく。