というわけで、棒ノ嶺に行ってきた。
要するに、ヤマノススメの聖地巡礼って言ったほうが自分らしいけど。
棒ノ嶺と書きつつ、まずは前日は飯能市のヤマノススメ関連をちょこちょこと探索。
飯能市のHPからヤマノススメの聖地巡礼MAPをDLして移動。
まずは割岩橋。
そして飯能河原。
リア充だらけの河原で、周囲に次元の壁を感じる。
地図をDLしたにも関わらず、適当に動いていたのでお店の中を突っ切るような感じになり内心ビビル。
行き過ぎたので少し戻ると天覧山への看板が見える。
能仁寺。
ここも作中に出てきたぽいけど、どこだかわからない・・・
中の庭園が有名らしく有料だったのだけど、どこからが有料なのかよくわからず入るのをやめた。
そして天覧山への看板を発見!
道は舗装されて穏やかに登っていく。
これなら確かに誰でも登れる。
作中では、あおい達は分岐で右を選択した為出てこなかった羅漢像。
左のコースは岩があるので若干ハード、本当に若干。
そして入り口から10分程度で、標高195Mの天覧山山頂に到着!
天気が良ければ富士山も見えるらしいけど、残念ながら見えず。
見晴らしは悪くないけど、これなら秩父の方がキレイだったかなー。
天覧山を後にして聖地の1つであるお店、タイムズマートへ。
お店の中や外には、意外にも聖地巡礼に来ました的なヲタが数名。
もうどうみても山には登らんような奴らばかりだ・・・と自分の事を棚にあげる。
一見コンビニっぽいけど、店内は個人商店なお店らしく、微妙な品揃えで薄暗い微妙な空気と、
個性的な感じの店主っぽい人、そしてヤマノススメヲタ、謎の豊富なグッズのラインナップでカオス。
そしてムダに完成度の高い主人公たちの人形。
あまりの超絶出来栄え(ただしマイナス方向へ)に、普段撮らない縦にせざるを得なかったなぁw
巡礼ノートも当然ある。
左に見切れているマグカップ(ペン立て)は、なにげにあの花でぽっぽが使っていたヤツだ。
このボトルが少し欲しいなーと思ったんだけど、仮にあったとしてあまり使わないと思うと手が出しにくい。
もっとも既に売り切れているので買えないのだけど。
そして、作中でも異彩を放っている不思議なゾウ。
何故こんなゾウがあるのか?
それは戦争時にお寺の釣り鐘を供出た後、仏教で神聖な動物であるゾウを置くようになったとの事です。
劇中ではこのゾウのある観音寺の前で、二人はモロパンをかましあっていたけども・・・
実際の道路はかなり車通りが激しくて歩くのは怖い。
そんな感じで、ぐるっと回って約2時間くらいで初日の飯能市内の探索は終了。
翌日・・・棒ノ嶺へ!
ここはアニメにはまだなっていないけど、原作であおい、かえで、ゆうかで登った山。
3期があるのなら間違いなくここは出てくるでしょう。
天候は午後から曇りって予想だったけど、早朝は晴れ!いい天気!
曇る前に登りたいので一番最初の飯能駅6:55発バスで向かった。
バス停からちょっと歩くと有間ダム。
・・・ちょっととは書いたけど、この時点で天覧山より3倍は距離がある。
ダムをぐるっと回るように移動し、ここからが登山本番。
・・・熊って書いてあるけど、いるのかなぁ
思ったよりも道は急ではなく、歩きやすい・・・が、妙に臭い。
花の匂いなんだろうか、にしても妙に獣臭いようなきがしてならないんだけど・・・
まぁ熊に殺されるのはいいけど、TVで名前が晒されるのはヤダなぁと思いつつ進んでいく。
あれ、もう今日はこんなに進んでるのか・・・楽勝じゃねー?(フラグ)
この棒ノ嶺の特徴は、沢渡りによって進むこと・・・らしいので内心ビビっていた。
ビショビショになるんじゃないか、川にドボンするのではないか・・・と。
標識も異次元指してるし、これヤバイんじゃwww
と思ったら、全然普通でした。
水の量が多い時期なら違うんでしょうが、沢を多少左に右にと渡ることはあれど、
沢の横の普通の登山道を歩くだけでした。
↓の画像でいうなれば、撮影場所から右に沢を渡り、そのまま真っすぐ歩くだけで楽勝。
1箇所だけ急な鎖場があったけど、別に濡れてスベルわけでもなし、足場もしっかりしているので余裕。
ただ、カメラをぶつけそうだったので閉まっていて撮るの忘れた・・・
鎖場を過ぎ、坂もなだらかになり、沢渡りを終わりっぽくなりった頃、タイトルの事件が発生する・・・!
突如左の岩場からドン!ドドドドッ!と何かが転げるような音がして、ドボン!と沢に落ちた。
うお、落石かよ! コエー・・・と思ってよく見ると、急にザブン!と動く。
は?
と思ったら、目があった。
カモシカ・・・? カモシカじゃん!!! これ落ちてきたのか?!
急いでバッグからカメラを出して撮影、望遠レンズじゃないのが悔やまれる。
ソーっと近づくけど意外と逃げないんでビックリ。
ガチで落ちてきて、ピヨピヨ状態だったんだろうか。
数分なのか数秒だったのかはわからない・・・
しばらく見つめ合った後、カモシカは沢から飛び出して颯爽と山へと消えていった。
うーん、物凄くレアな体験をしたのではないだろうか。
そしてゴンジリ峠に到着。
軽く書いているけど、実はもう疲労困憊。
カモシカの後登りが急だったのか、はたまた基本的に体力の限界だったのかはわからない。
正直地図も持たずに登った三つ峠よりもずっと余裕と思っていたのだけど、超絶余裕はない。
さすがデスクワークのおっさんには厳しいな。
そして気合を入れてラストスパートして進むと・・・棒ノ嶺に到着!!!
うおおおおおおお!すげーーーーーーパノラマで景色いいじゃないか!!!
眼下には有間ダムも見え、飯能市街や秩父の武甲山も見えるし、思っていたよりいい景色で感動。
30分くらい休憩後、帰路に着く。
もっと休みたかったけど、空に曇りの気配がしてきたので下ることに。
帰りは尾根沿いにしたのだけど、正直微妙だった。
原作で出てきた場所は立入禁止となっていたし、ひたすら森のなかを約2時間急激に下るだけ。
きっと足の裏が水ぶくれになってるだろうなぁ・・・と感じた頃にようやく終了し、
近くにある温泉の、さわらびの湯に移動し汗を流す。
店内にはヤマノススメグッズが思ったより販売されていて笑う。
画像を撮ろうと思ったけど、有料ロッカーにカメラを閉まっていたのでワスレタ。
しかし疲れた・・・想像の4倍くらい疲れた。
頭痛もしていたので、もしかすると脱水症だったのかも知れない。
普段運動しないから汗かきまくりだったしなぁ
やっぱり山は舐めたらあかんのや・・・とバス停でぐったりしていたら、なんとヤマノススメラッピングバスが!!
キターーーーーーーッ!と心のなかで叫びつつ、急いでカバンからカメラを取り出し撮影。
カモシカの時よりも早く取り出す自分が素敵だと思う。
車内もスゲー事になっていて、下から上からペタペタ貼られまくりだし、
椅子自体のカバーもヤマノススメ仕様だし、ガルパンのラッピングバスよりも金掛かっていそう。
本当はバスの中をバシバシ撮りたかったけど自重した。
そんな感じで本日の旅は終了。
これから夏になり、夏山には登るつもりはないけども、もう少し体力を付けないとなぁと毎度ながら思うのでした。
・・・思うだけなら誰でも出来るしね!!!