鐘ヶ嶽に行ってきた
というわけで地元と言っていいのかわからないけど、鐘ヶ嶽に行ってきた。
今はとても遠出する気力もないし、平日だからイベントもないし、何よりもう糞熱いから
どうも出掛ける気が失せるっていうか。
鐘ヶ嶽はここらのハイキングコースではマイナーな方だと思う。
見晴らしも良い方ではないし、アクセスも微妙。
どうせここまで来るなら大山まで行っちゃうか、宮ヶ瀬まで行くのが多いと思う。
だからこそ選んだんだけどね。
人が少なそうでゆっくり出来そうじゃないか。
トータル距離も短いし、ほどほど疲れて、帰りに温泉に入れる・・・なんて素晴らしいコース。
まずは本厚木駅前からバスに乗り広沢寺温泉入り口まで。
なんて軽く書いているけど、平日はここまで来るバスが少ない事を知らず、
途中のリハビリセンターから1キロ以上歩いてきたんだけどね。
登山口はバス停から更に先。
怪しいコンビニ風の建物の前にハイキングコースの看板があり、その裏の道を登る。
階段じゃないよ! まずは普通の舗装道を登っていく。
しばらく歩いて行くと、鐘ヶ嶽のバス停が見え、その奥に見えるのが鐘ヶ嶽だ。
思っていたより高い。
バス停があるのならここまでバスで来れば・・・
と思うかも知れないけど、ここに来るのは午前1本、午後1本の合計2本。
実質この奥にある温泉旅館専用のバスしか来ないので普通は乗れない。
更に歩くと階段と標識があり、登ると鳥居が見えてようやく本格的な登山口となる。
基本的にきつい道はない・・・けど運動不足のおっさんには十分。
見晴らしはないものの、天候のせいもあり木漏れ日の差す感じがキレイだし気持ちがいい。
途中スギなのかヒノキなのか、はたまた別の木材なのか、
お香のようないい匂いに包まれている場所もあって癒やされたような気がしなくもない。
ようやく展望が開ける。
遠くはガスってよく見えないけども、多分横浜っぽいなーという辺りまではなんとなくわかる。
更に登る。
今までは土と草木だった道に徐々に岩が見られるようになる。
さっきの展望が東方面なら、こっちはやや南側の展望。
ここで一休みしようと思ったのだけど、何故か岩の上に正体不明の種が大量に転がっていていてヤメタ。
多分この実の果肉だけ無く、種だけが大量に岩に放置してありった。
なんの実なのだろうか。
道中所々で落ちているのはわかるけど、あの見晴らしのある岩の周辺にはそれっぽい木はなく、にも関わらず大量に置いてあった。
猿がわざわざあそこまで運んで食べているって事なんだろうか、
それともここの登山ルールかなにかなんだろうか・・・
更に登る。
岩の隆起が多くなり、踏むと結構脆い感じ。
そして階段!
この坂が曲者で、てっきり画像の高さで終わりかと思っていたら、実際には更に倍!
が、終わったら更に坂!が終わったら更に坂! と2度あることはなんとやらな坂だった。
階段自体も急だし、しかも靴より小さく、水平ではない部分もあり、地味に怖い。
登りで良かった・・・
そして浅間神社に到着。
「あさま」だと思ったら「せんげん」だった。
神社は修復中だったのだけど、木材はどうやって運んでいるのだろうか・・・
浅間神社からも展望があり、地図も書いてある。
スカイツリーも書いてあるので、最近のっぽい。
左下に見える緑地が春に登った白山。
そうなると高さ561Mとはいえ、それなりに登ったんだなぁとわかる。
そして歩くこと1時間で、鐘ヶ嶽山頂に到着!
山頂は展望はなく、そして狭く、テーブルが1つしかないのだけど、平日だし誰もこんな山登らんだろ・・・
と思ったら先客が居てビビル。
こんな事なら、さっきの神社の場所で休憩すれば良かった。
由来。
15分くらい休憩したら下山開始。
登りに比べて細かい石が多くて若干滑りやすい感じ・・・なので若干怖いところもあった。
仮に落ちても軽傷だろうけど、誰も通らないだろうから動けないとキケン。
そしてわかりやすいような、わかりにくいような分岐点に到着。
左右が広沢寺温泉で、来た道に山頂、その対を差すように大山の記載と矢印が・・・
山頂はまぁわかる。
広沢寺温泉は左がキツ目の坂、右が楽な坂・・・ただし有名な心霊スポットを通過する。
大山を差す方向には道がないように見えるのだけど・・・
どっちに降りても結局は大山方面には出れる道に出るし、矢印は必要なんだろうか。
当然自分はキツイ道を行く。
し、し、し、心霊スポットが怖かったわけじゃないんだからね!!!!!!
鎖場と聞いていたけど実際には大したことはないというか、
鎖場というよりは補助としてちょっと鎖があるだけのちょっと急な道。
仮に落ちても下の道に落ちるだけで、それも高さはないし、ちょっと痛いショートカット程度。
これならずっと神社へ登ってきた階段を下るほうが怖くてデンジャーだ。
そして登山道は終わり。
そして回避した山神隧道・・・
真っ暗だし気温が圧倒的に低いんで、夕方以降は超怖い・・・こりゃ心霊スポットとして評判になるわ!
登山道入り口には、ヤマビル用に塩が置いて・・・なかった、両方とも。
というか、まさかこんなところにもあゆコロちゃんがプリントされているとは。
これじゃお土産に持って帰る奴も多いだろ。
基本的に丹沢には大量にヤマビルがいるので、春以降は禁忌剤か塩は必須。
今回塩を忘れてしまったので地味にビビっていたのだけど、天候とコースのせいか被害はゼロ。
雨の日や川沿いには高速で接近してきたり、落下してきたりするヤマビルとラブラブ出来るのでご注意を。
マジデワサワサワサワサワサワサワサワサ寄ってくるからね!!!
両足を10箇所以上食べられた人からの忠告だ!!!
そして単調、かつ照り返しがハンパない道を下る。
これがまた見た目よりも急だし、足に響いてダメージがあり、ある意味ここが一番の難所。
その途中で水を大量に汲んでいる人を発見・・・飲むのだろうか。
その水組みポイントは俺が初めてヤマビルと遭遇したところなんだよね!
・・・と言いたかったけどやめておいた優しさ。
そして広沢寺に到着!
そしてここにある、玉翠楼にて露天風呂に入る。
玉翠楼
http://www.geocities.jp/gyokusuiro/index.html.html
お風呂は、超ぬるぬるの強アルカリ性。
お肌に良いのかわからないけども、皮膚は生まれ変わるだろうなーと思うくらいぬるぬる。
10:20に広沢寺温泉入口スタートで、ここが12:45着。
2時間程度しか歩いてないけど、今の自分には丁度いい疲れだ。
そんな感じで本日の旅は終了。
本当は陣場山から高尾山までのヤマノススメ聖地巡礼縦走をしたかったのだけど、
どう考えても現状の体力と気力と精神力では難しいだろうと断念したのだった。
でも、地元で森林浴な感じで歩けて思っていたよりも良かったと思う。
自分は広沢寺スタートの広沢寺終了だったけど、日向薬師へのルートや大山へのルートもあるんで、
もっと歩きたい人はそっちに行けばいいだろうし、意外にもバリエーションがある。
機会があったら、広沢寺スタートで白山から自宅まで歩くってのもアリかもなーとか思っている。
しかし、暑くなるとホントどこに出かけたら良いのか困るなぁ・・・