ヘダへ
というわけで、翌日は三島から戸田へ。
戸田をヘダなんて読めない!なんて思ったけど、一戸とかあるわけだし読めないことはないんだな。
三島から修善寺移動し、ここからバスで戸田に行く。
一昨年くらい前までは沼津から高速船が出ていたのだけど、
前に乗った身としてはわかっていたけども、やっぱり・・・という感じでなくなってしまった。
休日でもほとんど乗らないしね。
バスの時間まで30分くらいあるので待合室で朝飯を食べる。
できたてホヤホヤの駅弁を購入!
小さい癖に値段もそれなりだけど、なかなか美味い!
かるくお腹を満たしてバスに乗り込むが、平日というのもあるけども乗客は自分ともう一人の地元民のみ。
まぁ正直なところを言えば、戸田には大したものがない・・・どうせ戸田に行くなら土肥まで行くだろうし。
だからこそ、コミュ障な自分は行くのだけど。
そして雨は昨日よりも更に降り、修善寺から戸田までは峠を越えるのだけど道は霧に包まれて視界不良。
予定では今日はあんまり降らないはずだったのに・・・
そして戸田に到着。
有名な深海魚料理のお店があるけども、今日はお休みなのかなんか張り紙がある。
まぁどのみち深海魚の禁漁期間なので、ここでは食べない予定だけど。
地元民も観光客も誰もいない港から、ぐるっと左に周り深海生物館のある御浜岬の方へ。
富士見海岸通りか・・・どこにも富士山見えないし。
そういえば前に戸田経由で土肥に行った時も天候悪くて富士山見えなかったな。
思っていたよりも港には船がある。
人影はあまりないけども、何船かは出港しているようだった。
そして海岸沿いというか港沿いというか、30分程度で御浜岬へ。
港内が静かだから、岬の外海は荒れているのかと思いきや静かな海だった。
浜木綿が少しだけ咲いていた。
季節的にはこれからっぽいのだろうか。
海岸沿いの低い堤防を、潮風のベンチとかの表記がされていた。
晴れていたら座って海を静かに眺めたかったけど濡れているので断念・・・
自分の替わりにといってはなんだけども、野良猫がベンチに佇んでいた。
ただし視線の先は、海ではなくトンボだったけど。
晴れていたら、この猫の背景は富士山だったはず・・・
そして港の対面にあった鳥居に到着。
山の方はもう超真っ白になっている。
雨がやんだり、いきなり強くなったりで、レンズに水滴がついていることに気が付かず。
神社に賽銭でも投げ込もうかと思ったら何もなく。
そして深海生物館に到着。
ここは、深海生物館と造船資料館の施設なのだ。
造船資料館の方は撮影不可で画像はなし。
入口にあった、名物の高足ガニの甲羅を使った魔除け・・・
ここは昔戸田沖で沈没したロシアのディアナ号とそれにまつわる資料が展示されている。
ここで日本初の竜骨を用いた船が作られたとか、そういう資料館で資料を読んでみると意外と興味深いお話だった。
下の画像は造船資料館のではなく、くるら戸田という道の駅にある戸田号のモデル。
これと同じようなのが資料館にも展示されている。
深海生物館は、B級感満載の博物館!
なんだか地味な模型だな・・・なんて思ったら、ここの飾りはホンモノのハクセイだったりする。
地味だけど色とか元のままらしく、そう思うとなんだか凄くない?
深海といえば・・・やっぱりグソクムシだよね!
ここも焼津みたいにグソクムシをウリにすればいいのになー
そして、生きた化石ラブカ。
ちょっとアヘってるけど、気にしてはいけない。
最近は深海生物を推している所も多いけど、ここはそのハシリっぽいのかな?
時代を先取りしすぎたのかも知れない・・・
そういえば、なんか萌えキャラっぽいのがいたけど、何の説明もなかったような気がする。
あんこうタン可愛い。
深海生物館を後にして、再度港方面へ。
たしか昨日海開きが行われたはずの海辺には・・・自分一人。
雨のせいも、平日なせいもあるだろうけど・・・
観光客はほぼおらず、地元民がほんの少しだけ港にいるだけで、本当に静かな港町。
お昼の鐘がなり、お腹もなんとなく空いたので、深海魚の煮付けという告知に釣られてお店に入る。
あれ?禁漁期間だと思うのだけど・・・つまり冷と・・・とか気にしてはいけない。
深海魚はなんだったっけ?
ゲホウか、とろぼっちだったような気がする。
何にせよ普通に白身魚であり、身も沢山あり、普通に美味しい煮魚でした。
そして道の駅である、くるら戸田へ。
ここは出来たばかりの道の駅で中には天然温泉もあり、
それも当然新しく設備がキレイで良い温泉でした。
シャワーがジャブジャブ出るのが特にいいよね! 何度も何度も何度も蛇口のボタンを押す所とかキライなの。
悪天候でなければ見晴らしの丘とか上ったりしてもう少し歩く予定でしたが、
雨脚も強く回復の兆しが全くないし、靴もビショビショなので、これにて本日の旅は終了。
紫陽花の季節ももう少しで終わり。
梅雨はジメジメしてなんだかなぁ・・・と思っているけども、
終わりが見えると少しだけ寂しい気がしなくもない。